からだを響かせて語る、ってつまり骨のこと

去る3月16日、あの「外郎売の口上」を題材に、トマティス式発声の講座を開催いたしました。東京、千葉、神奈川は湘南方面からそれはそれは非凡な皆様がお集まり下さいました。ストーリーテリング、伝統芸能、ヴァイオリン、歌に整体、生物学とお得意分野も個性的。縁あって出会ったとしか思えません。まるで惑星のようでした。

今では「外郎売の口上」もアナウンサーの滑舌練習素材として知られていますが…口先の滑舌だけではもったいない。本来の滑舌は全身という植物をととのえたあとに花がおのずと咲くようなもの。舌がまわるだけではなく、全身がリラックス、呼吸は深くなり、語り手にも聴き手にも心地よいひびきを伴うはずです。

実は、人間の背骨は純正律のピアノのようにさまざまな音に共鳴するといわれます。しかも、骨のすべてがギリシャ悲劇のコロスのように静かに響き続けると、気持ち良い振動が生まれます。

耳と聲のしくみの素晴らしさを思いつつ、骨を響かせると、あら不思議、外郎売りさんのセールストークも、早口のところも、聴いているほうはゆったりしていられるのです。

今回は当然のことながらさわりしかできませんでした。ラジオ体操のように生活の一部として自然に繰り返す仕組みに育てたいと思いめぐらしています。川崎、神奈川、保土ヶ谷、戸塚、藤沢、平塚、大磯とご当地の地名も目白押しですからね。image

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