【出前授業】クリスマスは福島・新地高校で

今年5校目、福島3回目の出前授業は相馬と伊達の藩境(?)、新地の県立新地高校。

新地の先生方に初めてお目にかかったのは、2月に相馬高校に伺った折、夕方の親睦会でのことでした。はじめは相馬高校に伺ったのに、わざわざ新地の先生がいらしたのはこれまたなぜ?と思いました。ところが福島の先生方のお話を聴くほどわかってきました!勤務校ごとに別の村、という感覚ではないようです。1782414_760524237374978_2970744453326721165_o
「○●さんは××高校は今年までのはずだけど、来年はどこへ?」
「ああ、あそこは★さんがいるな」
「△さんはあそこではちょっと苦労するだろうがそれも勉強だ」
など個々の先生の動向を驚くほどよく把握しているのです。遠慮も割引もない話しぶりは高校生の部活のよう。個人を把握しているという点では首都圏のミッション私学に通じるけれど、異動の有無が大違い。福島全体でひとつの大きな高校のよう。これは面白い!

というわけで声をかけていただくたびに二つ返事の福島出没。今回は灘中高、聖光学院(神奈川!)でバリバリご活躍の先生がたとご一緒です。

私の出し物は新地高校の1年、2年の生徒さん3クラスに英語のフォニックス、ラテン語語源カードゲーム、通訳養成トレーニングなどなど。ちょっとすねたような女子も、元気いっぱいの1年男子も、どんな姿でも愛らしい。みんなちゃんとデカいエンジン積んでいる。理由なんていいから、ここで、いっぺんギアを上げてアクセル踏んでみてごらん!

帰路、今回はこれまでと違う気分に包まれていました。いくつかの確信と問いのせいでしょうか。飛行機のエンジン音が後ろから聞こえるような…

  1. 言葉を話し(歌い、語り)、耳をすませることは人間が身一つでできること。余計なものはいらない。
  2. 物心ついてから外国語を習得するのに必要なのは…
    • 型を体得している指導者をまねること
    • 話している自分をイメージすること
    • そのイメージの実現を熱願すること
  3. そのために必要なものごとは地方に十分ある。都会は余計なものであふれていて必要なものを見失いやすい。(教育こそ脱中央化が自然)
  4. すぐれた人が集う場を目指すなら、東京である必要はない。じかにボストンでもパリでも北京でも目指したらよい。

自由学園で教えていた頃、朝から晩まで毎日一緒に過ごし、少しずつ積み重ねることで確実な力を育むのが楽しく、得意でした。これは幼児でも高校生でもなく、意志力のある中学生にこそ有効です。福島の中学校の英語、手ほどきはどうなっているんだろう…遠くからサポートするにはどうしたらいいだろう…

そんなふうに焦れているのは、やはり4を目論んでいるからです。4を実現する階段、仕上げの3、4段目は見えています。さて、どう1,2段目を固めましょうか…来年のお楽しみ。

ふだんはこんなことをしています

英語授業に突破口!授業と教員研修はこちら

 

 

 

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インフルエンサーがインフルエンザ?

今年もその時期がやってまいりいました。
各地でインフルエンザが大流行、学校はお休み、鶏は処分、大変な「影響」が出ています。

おやおや?社会に大きな影響力を持つひとをインフルエンサーと言うようですが、インフルエンザとそっくりですね。まさかウィルスばらまいている…?いえいえ、インフルエンサーとインフルエンザ、語源がまったく一緒です。

東方の三賢人、星に導かれベツレヘムへ/画・ジオットー
東方の三賢人、星に導かれベツレヘムへ/画・ジオットー

昔々のイタリアでひどい風邪が流行りました。当時、伝染病がウィルス(virus ヴァイラス)によるものとは考えられず、「星のめぐりの影響」と恐れられました。星の力がin「中に」flu「流れこんだ」enza「もの」として身体にいろいろな症状を引き起こすと思われたのです。これをあながち迷信と切って捨てるのはせっかちです。天体のリズム、位置関係が地上の生物に影響することは、農林業関係では知られたことですからね。昔の人は宇宙のリズムを私たちよりこまやかに感じ取っていたのかもしれません。

イタリアでの発音はインフルエン「ザ」ではなくインフルエン「ツァ」でした。でもイギリスでは面倒くさくてflu「フル―」しか言いませんから、語末の発音は出番がありません。しかしまあ、ここまで省略するとインフルエンサーもインフルエンザも本当にいっしょくた、ただのfluになってしまいます。日本では病気の方を「インフル」と四文字で言うこともあるようですが。

人間のインフルエンサーって何なんでしょうね。メンタル・ウィルスを広めるのは感じが悪いなあ。すでに人々の心の中にある何かを思い起こさせ、響きあっているならちょっと素敵ですが。

さて日本語では「インフルエンザの予防接種」と12文字を費やすフレーズも、英語なら拍子抜けするほど簡単です。「flu shot」.

I had a flu shot last Thursday and it’s still swollen.
こないだの木曜インフルの注射したんだけど、まだ腫れてる。

あれ、痛いんでしょうか、かゆみもあるんでしょうか。
文明的流行病にはまるで縁がなく、しもやけ揉みつつ思いめぐらしております。

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INPPサリー先生、ラジオで語る「ストーリーのすすめ」

深いことをわかりやすく語るINPPサリー先生
深いことをわかりやすく語るINPPサリー先生

原始・姿勢反射研究の情報源として知られる研究所、INPP。けれど反射ばかりを話題にしているわけではありません。子どもが心身ともにのびのび育てる環境づくり全体を視野に入れています。

最近もINPP所長のサリー先生がラジオインタビューにご登場。フェアリーテイルについて語っています。ストーリーテリングも大事な環境の一部ですから。(それにしてもまあ、インタビュアーのおじさんの訛のすんごいこと。お楽しみください。)

教えこみではなく、ストーリーを!

音声ファイルが大きいのでここにアップロードすることができません。
こちらの【サリー、ラジオインタビューへのリンク】からお聴きください。

2分40秒ごろからこんなふうに言っています。
…some of the best teaching is done not through direct teaching but through the telling of stories, …of understanding through examples and the things that we can relate to what that new information is about. So it is often said that fairy stories fairy stories teach children to understand good and evil, moral  behavior socially acceptable behavior through the behavior of the characters in stories …that all  those strengths and weaknesses inherent in human nature are explored within many of those stories. …

ざっくりまとめますと…
直接教え込むより、ストーリーをきかせたほうがずっとうまくいくのは…
1)登場人物という例を通して自ら学ぶ
2)善悪、道徳、人間生まれもっての弱みや強みを奥行きをもって理解
するからなんですって。当然といえば当然ですが…

荒唐無稽、と思うのは頭でっかち。ココロは違う…

サリー先生、あちこちでポロッといいこと言ってます。

…子どもは大人が思うよりずっと深くストーリーの世界と出会う。恐れ、不安、夢、希望などを現実の発達段階では経験できないことをストーリーで冒険。

…おそろしい場面はその時ごとにムリなくつきあえばよい。無理ながまんしてどうするの?

…大人は「こんな昔っぽい話いまどきストーリーなんて…と思うけれど、それは大人頭が考えること。子どもはそんなふうに受け取らない。

いかがでしょ?次回INPPコラムは「サリー先生、就学年齢引き下げに怒る!!!」です。

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