日本人だからカタカナ英語でいい、なんてもったいない。

カタカナといっても「堀った芋いじるな」は面白い。これは耳に聞こえた音優先で大賛成。でも「ワットタイムイズイットナウ?」には反対です。これは「aはア」というふうに目で置き換えただけのこと。

そもそも音は身体の領域。国籍や民族のように人の頭が拵えたことで線を引く必要はありません。

とはいえ「どうも聞き流しではだめ…壁がある気がする…」という感覚もあるでしょう?その壁の正体を明らかにするため、 翻訳紹介ではなく、3回ほどストレートに書きます。

音声はとても人間が頭で拵えられるものではありません。ひとの身体は楽器、郷土は音楽堂。ひとびとの身体はホールと楽器が響きやすい音を選んでふるさとの言葉を織り上げます。

イギリスは石灰岩が多く、ことに夏は湿度も低く、建物は石造り。高周波が気持ちよく響きます。おのずとs,k,tなどの子音の立ち上がりが高周波豊かでクリアーになります。

27年前にわざわざ17万も払って日本の田舎からイギリスの田舎へ。田舎だから空気の違いを体感!
さて、私はどこだ? 27年前にわざわざ17万も払って日本の田舎からイギリスの田舎へ。田舎だから空気の違いを体感!

 

ところが日本は障子に畳、田んぼには水が張ってってあるし、しめっぽい。ここでイギリスのようなs,k,tは疲れます。でも母音がやわらかく豊かに響きます。最近の若い方ははテッキンコンクリートのマンションで洋楽聞いてお育ちなので、日本語の周波数が変わっている感じはします。まあ、都会の生活はどこでもそうかもしれませんねえ。

母音はどの言語にもありますし、周波数もほぼ共通しています。

ところが違うのが子音の高周波。

言語は風土と人体のコラボ。
言語は風土と人体のコラボ。

子音が意味の決め手です。ごらんください。
「かい」「かき」「かし」「かち」「かに」「かみ」
can, fan, gan, man, pan, ran, tan, van…

子音があいまいだとわからなくなるでしょう?

楽器でも同じことが起こるのですよ。 みなさん、ギターの音、フルートの音、聞き分けられると思っておいででしょう? でも、音の出だし、アタックの部分をカットしてしまうと、なんの楽器だかわからなくなるそうです。

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それぞれの楽器の出だしの音がなかったら…全部同じ!

 

さて、さまざまな言語の子音がきこえるようになるには…頭ではなく体に任せることです。心が喜ぶ好きな素材を通して。 次回はそのお話を。

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