高校野球は聖戦?ウルスラって誰?

いや~、福島聖光がんばりました。福島聖光といえばプロテスタントで野球の名門校。横浜のカトリックの聖光とはずいぶん雰囲気も違います。(でも聖光ブラザーズで楽しくおやりくださいな。)

まあ、今日の対戦相手、宮崎の聖心ウルスラとはユニフォームもよく似ていること。目、ぱちくりしました。

さて、ウルスラって誰?

アンナ、マリア、カタリナ…こういう感じならわかるけど。

ウルスラ?

もともとはラテン語でurus+l+a でめすの子熊、熊子ちゃんのこと。

そんな名前がついたブレトン族のお姫様が今のイギリス南西部におりました。異教徒である未来の夫をたずねて11000人の乙女たちと旅立ったところ、ケルンを制圧していたフン族にライン河畔で打ち首になったという…

え?ちょっとスケールがファンタジーどころでないのでは?

11000人の召使をつれてイギリスからドイツへなんて今だって想像を絶します。ジャンボ機を何台分?それって無理じゃない?ほんと?

このお話、3世紀、7世紀、9世紀と時代もまちまち。11人のキリスト教徒が殉教したとか、11歳の女の子が殉教したとか…あまりにバリエーションが幅広くて、1970年にはカトリック教会も聖ウルスラの日(10月21日)を取り消しにしたほど。

つまり事実なの?でっちあげなの?

いや、たぶんそういうことではないのです。史実かどうか、どのバリエーションが事実に近いか、なんてあまり大事なことではないのです

バリエーションのすべてがそれぞれの思いを語っている。思いがあって生まれたバリエーションもある。バリエーションのなかの人物、土地、数は思いが込められた象徴。野球の勝ち負け、スコアのようなものさしとは違う世界。

なかには北欧の豊穣の女神、乙女の死を受容する女神、フレイヤの変形、なんていう説もあります。

さて、このごろ「フェイクニュース」が話題です。そもそもニュースがreal and trueでありえると前提するほうが無邪気ではないかと思いますがね。あと300年経ったら、あの人と、あの人の名はどんな思いを込めて語られるんだろう。

同時通訳上映会「ルドルフ・シュタイナーの挑戦」8月26日残席わずかです

 

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