海外の友達に「なんで日本語は文字が3種類も?!」と訊かれたら

フランス人の画家さんが真剣な顔で言いました。

「『消しゴム』って見たときはショックだった。こんなの無理と思った。」

「???」

「三種類も混ぜて使うなんてどうかしてる。日本語の文字ってどうなってるの!」

皆さんも海外のご友人から日本語の書き方、orthography正書法に関する質問、あるいは苦情を受けたことはありませんか。

漢字は意味を表し、仮名は音を表す…こんな説明では「アルファベットみたいに表音だけでいいじゃん!」と言われてしまいます。

私はこんな風にしています。(カタカムナ、手話のことは今回は別にします)

言語はもともと音声。文字のない言語はあっても音声のない言語はない。日本語はもともと文字がなかった。

だから漢字を借りてきた。漢字はひとつで魚、草、のように意味も音ももつ。でも日本語は文字がないんだから音を表す記号としても漢字を使わなくてはならない。

そこで音を表すレギュラーメンバーに決まったのがこちら。(ほかにもありますが、お友達のためにKeep It Silly and Simple)
これ、イギリスでスロヴァキア出身の友人のために書いたもの。ファイルが日本ぽくありません。

これを漢字の全体を簡略化したのがひらがな(写真中)。1000年以上前に官僚が使った形跡があるそう。送り仮名(消しゴムの「し」)や内容語どうしの関係を示す機能語をしるすのに使います。

カタカナは漢字の一部を抜き出したもの(写真下)。ひらがなより前に学僧が漢籍を読むときのメモに使っていたそうな。外来語(消しゴムの「ゴム」)はもっぱらカタカナで記します。

ひらがなを覚えるのに苦労する子も漢字はすらすら覚えられたりします。想像力を働かせやすいし、覚えがいがあるのでしょうね。学校の勉強が楽しめない男の子が、お父さんの飲むお酒の名前「花春」をばっちり書いたのには感心しました。

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