実力者こそ呼吸を大切に

宮城県でのバイオマスボイラーのための配管工事。
日本では見出せないさまざまな機器をヨーロッパから輸入しています。

配管スペシャリストのオーストリア陣のトレーニングを受けるのは…
日本でもバイオマス界では知られたエキスパート、Kさん。

「ゆっくり、ゆっくり、ぐるっと身体を動かして」
この道30年のオーストリアの専門家が声をかけます。
「速い、はやい。溶接はもっとゆっくり、ゆっくり。」

速く動いたところは仕上がりが凹凸しがち。

ふと、気になりました。

溶接を終えたKさんのお顔が赤らんでいるのです。ガスバーナーの熱のせいではありません。

素人が生意気なことを…と戸惑いつつ、思い切ってお尋ねしました。

「いま、溶接のあと、お顔が赤らんでいらしたのですが、
呼吸をとめてはいらっしゃいませんでしたか?」

「あー!!」

心拍に合わせて呼吸を復活なさったKさん、リラックスしてあっというまに本領発揮、新技術をものになさいました。

息を止めていたのはまじめな気持ち、緊張の表れ。でも、実力にふたをしていたようです。

英語長文を読むときに呼吸をとめている学生もいます。息をせよ、と声掛けする先生もいます。

ただ、注意が必要です。息をしてうまくいくのは素地ができている場合。この場合は英語言語中枢が分化していて、英文を読んでいると頭の中でネイティブが音読してくれる感覚がある生徒の場合です。

こうした素地がまだできていない学生は、カタカナ音声が脳内再生されるのがいやで息をとめている場合があります。

声掛けは相手の準備度を見極めることが肝心ですね。見極めそこねたら出直せばよいことですが。

混迷の時代に、宮沢賢治の言葉で心を調える一日。残席わずか!
米人日本文学者の講義と言語造形で味わう賢治の世界。

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