なぜコミュニケーション・スキル講座の日本語は不自然なのか?

こんにちは!エキスパート通訳トレーナーにしてシモヤケエキスパートの冠木友紀子です。

先日なんとなくTVをつけてみたら、コミュニケーションを円滑にする言葉づかいなるお勉強の最中でした。

「専門家」によると…「君、具合悪いよ。」と相手のことを決めつける(You messageあなたメッセージ)は相手の反感を煽りがちなので、自分の視点で語るように、とアドバイス。ごもっともです。

でも…「ねえ、私にはあなたが疲れているように見えるんだけど。」

この日本語にゲストがぴしゃり。「そんなこと言うかしら。」

ありゃまあ。

two women sitting on chairs beside window
Photo by Christina Morillo on Pexels.com

今日あるコミュニケーション技法の多くは英語圏由来のものです。

違和感を覚える人たちの中には「アメリカ人ならそういうかもしれないけど、日本じゃ変でしょ」と言う人もいます。文化の違いとし

確かにそういう傾向もあるでしょう!!

でも、私はもっと基本的なところに改善の余地があると思っています。

上の変な日本語、引っかかっているのは、こうでしょう?
1「わたし」「あなた」人称代名詞のうるささ
2「見えるんだ」の洋画字幕、吹替ぽい不自然さ。

もとの英語は大方こんな感じでは?
Hey, It seems to me that you are tired.あるいはYou seem tired to me.

だとしたら、書き言葉の英文和訳思い込みの残念な翻訳が足を引っ張っているだけです。

こうすると、楽で自然になりますよ。
★日本語では言わずもがなの代名詞は出さない。
★そもそも英日で品詞の概念が違います。英語の動詞を日本語の動詞に訳さなくてよし!

自然な日本語にするほど、日本語は「I」「You」のどちらかではないほうがしっくりきませんか?YouとIの間にそっと置くItはじまりがなじむのではないでしょうか。そして仮定、疑問や逆接もやわらかく使う。

「ねえ、なんか疲れてるかな、って思ったんだけど。」

まあ、それぞれの口になじむ日本語は、それぞれで探すものかもしれません。ただ、出だしでつまづくことが少しでも減れば、と願う次第です。

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