新コロ騒動が開花させたチカラとは

持続可能な未来のための通訳者、通訳道場主宰の冠木友紀子です。

新コロ騒動どうなりますやら。

皆さんそれぞれにこれまで通りでない生活に多少のご苦労がおありのことでしょう。

私はオサンドンと皿洗いが3日続いたときは、ダイニングの一隅に竹藪のパンダよろしく微動だにせず座って食べ続ける家人にキレました。ただ、パンダさんはおサルさんがキレても「???」。おサルさんはビールだか何かのおまけで貰って山ほどたまったダサいガラスコップを2つばかりオシャカにしました。

お耳汚しでございました。

でもね、私はおおっ!と感激していることがあるんです(パンダ氏にではなく)。

それは、セルフモニタリングの力。

大学の短縮授業はオンラインです。驚異の出席率に貢献度。なにがこれまでと違う…?

なるほど…ふだんは授業中に自分ではクラスメートも自分もそれほどよく見ていません。先生は教室をウロウロ。「へ、私のことなんかそんなに見てないでしょ。」

ところがZoomだと先生もみんなも、そしてなんと自分もモニターで同じように見える!

つまり、ずっと鏡を見ている状態になるんです。

ビデオをオンにする効果は絶大です。

人間は自分のことがいちばん気になる。こんなんでいいのか!と思う、修整する。これがセルフモニタリングの力です。先生にやいのやいの言われるより効果絶大。

オンライン授業にはできないことも沢山。でも、このセルフモニタリング着火はリアルよりよほどうまくいく。

というわけで、新コロ騒動も悪いことばかりではありません。それぞれ女優たるべく気が済むまで精進し、せいぜい「ごきげん」でいましょう。

持続可能な未来のための通訳者 冠木友紀子のプロフィール

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お家で出来るお子さんにおススメの運動はコレ!

持続可能な未来のための通訳者、通訳道場主宰の冠木友紀子です。

首都圏は幼稚園、学校もまだ休校が続いていますね。如何お過ごしですか?

お家でオンライン勉強、ゲームをして過ごす子どもたちの運動不足、疲れ目が心配ですね。 かといって家の中で球技というわけにもいきませんし、ヨガも子どもには渋い。

そこで、道具もお金もいらず、家族みんなでできる運動をお勧めします。

それは…ハイハイ!

バカバカしいと思う大人はまず自分でおやりください。びっくりしますよ。肩、背、腰が気持ちよいでしょう?自然が備えた動きはそれ自体マッサージになります。

床の汚さにびっくりした方は、ぜひお子さんと雑巾もちでハイハイしてください。

ハイハイはとても大切です!子どもたちにとっては歩くための大切な準備。身体の左右、上下各部分が独立しつつ(別の部分につられて、ではなく)協調して動くためのすばらしい練習です。学習や運動に影響する反射の抑制にも大いに関わりがあります。

なのに!今日の子どもたちはハイハイ不足になりがちです。ハイハイに最高の畳の和室は少なくなり、代わりにつかまり立ちしやすい洋家具が増えました。

私が赤ちゃんだったのは半世紀も前のことで、和室もちゃんとありました。でも母によると私は座ったかと思うとハイハイを抜かしてぬっと立ち上がり、べらべら喋り出したそうです。お釈迦様みたいですねえ。

そんなわけで、小学校では「お勉強」は朝飯前でも、逆上がり、球技が苦手、かけっこはビリ、机はぐちゃぐちゃ。いっそお勉強もできなかった方が楽だったかもしれません。大学では大量の英語文献読書課題も3行で寝てしまい、大苦労。

それが手、足、目の運動協調がまずく、ひたすら耳で学んできたせいとわかったのはたった10年前のこと。イギリスの神経生理心理学研究所(INPP)で運動・感覚発達と学習の関連を学んだ時でした。

INPP、サリー・ブライズ所長のロングセラー、いよいよ日本語で読めるようになります。

ハイハイを甘く見てはいけません。ハイハイに遅すぎることはありません

ハイハイの前後の運動=寝返り、お座り、立つ、歩くは結構やっているので心配いらないでしょう。でもハイハイだけは置いてきぼり。お掃除、レース、猫とサッカーなどなど工夫してお楽しみください。

INPPのロングセラー「ウェルバランス・キッズ―動いて遊んで子どもは育つ」(仮)、日本語版が私の翻訳で合同出版さんからお目見えします。お楽しみに。

冠木友紀子のプロフィール

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「見えない敵からいのちを守る」への違和感

持続可能な未来のための通訳者、冠木友紀子です。

新コロ騒動、収束への道のりが見えません。粉骨砕身がんばっている医療関係者、介護職の皆さん、保育士さんたちには頭が下がります。どうか健康が守られますように。

ただ、メディアで見かける「いのちを守る」「ウィルスという見えない敵と戦う」というフレーズにはちょっと違和感を感じています。

生命は大事。でもいつか手放すときがくるのです。「敵から守る」ものではないでしょう。

いつから私たちはこんなに死を忌み嫌い恐れるようになったのでしょう。死を受け入れるのは生命を粗末にするのとは違うでしょう?

9年前にも違和感を覚えたことでした。

いつまでも肉体をもって永らえることは幸せでしょうか。

Memento Mori 死を心に留めよ。

確かに、心に留めるといってもどういうことだよくわからない。自分の死は自分だけはわからない。だからなんだかこわい。

けれど思うのです。
「自分がいなくなっても遺したら喜んでくれるもの」があるのは、なんとありがたいことか。「これのためなら死んでもいい」ことに出会えるのはどんなに稀で自由なことか。

そして、そんなもんがなんにもなくても、まあいいじゃないかと。

とても安らかで幸せな、死を迎える歌をご紹介します。リヒャルト・シュトラウスがヘッセの詩に曲をつけました。「4つの最後の歌」の3曲目、「眠りにつくとき」です。
ジェシー・ノーマンの歌声で、
9分あたりからご覧ください。

眠りにつくとき

もうこの日に疲れはてた
私の切なる望みも
喜んで星の夜空を迎えるとしよう
疲れた子どものように

手よ、すべてのわざをそのままに
額よ、すべての思考を忘れよ
私の感覚すべては今、望む
まどろみに沈むこと

そして、見張りを離れた魂は望む
自由に飛翔し、漂うことを
夜の不思議の中へ
深く、幾千世と生きるために

(冠木友紀子試訳)
 Beim Schlafengehen 

Nun der Tag mich müd' gemacht,
soll mein sehnliches Verlangen
freundlich die gestirnte Nacht
wie ein müdes Kind empfangen.

Hände, laßt von allem Tun,
Stirn, vergiß du alles Denken,
alle meine Sinne nun
Wollen sich in Schlummer senken.

Und die Seele unbewacht,
Will in freien Flügen schweben,
Um im Zauberkreis der Nacht
tief und tausendfach zu leben

英語はできるけれど通訳は自己流の大人を応援します。通訳道場★横浜CATS 

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新型コロナウィルス戦争用語に疲れた心のためにー【アッシジの聖フランシスコ★創られしものの讃歌】

「新コロとの戦争」「ウィルスを撲滅」「団結」「勝利」

勇ましい言葉とうらはらに、人々の心は疲れ、不安にさいなまれているのではないでしょうか。

言葉は心を、人をつくります。敵対ではなく、謙遜、感謝、和解、受容にいたる言葉を大切にしたいと私は願います。

一昨日来、ふとアッシジの聖フランシスコの「創られしものの讃歌」が思い浮かびました。この時季に皆さんと分かちうようにという知らせだったのかもしれません。フランシスコ会のラテン語から訳しました。

まあしかし、訳すことのはひとつを選び、他をすてるジレンマがあります。スタイルひとつとっても敬体?常体?会話風…なら標準語?東北?女言葉、男言葉…子ども言葉…とさんざん悩みました。そしてまず打順1番は…私自身にしみ込んでいる讃美歌ふうプチ文語体にしてみることにしました。

皆さまの心に平安がありますように。

創られしものの讃歌(被造物の讃歌、太陽の讃歌とも)

いと高き、力に満てる 善なる主よ
賛美、みさかえ、ほまれ、すべての祝福(ことほぎ)は汝のもの
このすべて、汝のみもとにのみ集う、いと高き主よ
なんびとも汝のみ名を口にするに値せず。

わが主よ、創られしすべてとともに汝が讃えられんことを
まず、長なる兄弟、太陽とともに
太陽は日。汝、我らを太陽により照らしたもう
美しく、光を放ち、大いに輝く太陽は
いと高き主よ、汝に似通う。

わが主よ、姉妹なる月と星々ゆえに汝が讃えられんことを
さやかにきらめく、尊く、美しい天の月星ゆえに。

わが主よ。兄弟なる風と空気ゆえに汝が讃えられんことを
曇るとき、晴れわたるとき、あらゆるとき
すべてにより、汝、創られしものを保ちたもう。

わが主よ 姉妹なる水ゆえに汝が讃えられんことを
いと用いやすく、つつましく、尊く、清らかな水ゆえに。

わが主よ、兄弟なる火ゆえに汝が讃えられんことを
火により汝、夜を照らしたもう
美しく、楽しく、堅く、強い火のゆえに。

わが主よ、我らが姉妹である母なる大地のゆえに汝が讃えられんことを
大地、我らを保ち、統べたもう
さまざまな実りと色とりどりの草花を生み出したもう。

わが主よ、汝の愛によりて赦し、病と苦しみを担う人々ゆえに汝が讃えられんことを。

幸いなるかな、心安らかに耐える者、
いと高き汝より冠を授からむ。

わが主よ、姉妹なるからだの死ゆえに汝が讃えられんことを
なんびともこの姉妹より逃げること能わず。

あわれ、滅びに至る罪のうちに死にゆく者
幸いなるかな、いと高き聖なるみこころのうちに死にゆく者
第二の死、彼らに害を為さざるなり

わが主をたたえ、ことほぎ
感謝し、大いに慎んで仕えよ

ラテン語より、冠木友紀子訳

通訳道場第5期 オンラインで開催します。ご相談会お申込み受付中!

ご参考まで Commission on the Franciscan Intellectual Traditionより

ラテン語

1Altissime, omnipotens, bone Domine,
tuae sunt laudes, gloria et honor et omnis benedictio,

2tibi soli, Altissime, conveniunt;
et nullus homo est dignus te nominare.


3Laudatus sis, mi Domine, cum universa creatura tua,
principaliter cum domino fratre sole,
qui est dies, et illuminas nos per ipsum;

4Et ipse pulcher et irradians magno splendore;
de te, Altissime, defert significationem.

5Laudatus sis, mi Domine, propter sororem
lunam et stellas,.quas in caelo creasti claras, pretiosas et bellas.

6
Laudatus sis, mi Domine, propter fratrem ventum
et propter aerem et nubes et serenitatem et omne tempus,
per quod das tuis creaturis alimentum.

7
Laudatus sis, mi Domine, propter sororem aquam,
quae est perutilis et humilis et pretiosa et casta.

8Laudatus sis, mi Domine, propter fratrem ignem,
per quem noctem illuminas,
et ipse est pulcher et iucundus et robustus et fortis.

9Laudatus sis, mi Domine, propter sororem nostram matrem terram
quae nos sustentat et gubernat,
et producit diversos fructus cum coloratis floribus. et herba
 
10Laudatus sis, mi Domine, propter illos, qui
dimittunt propter tuum amorem,
et sustinent infirmitatem et tribulationem.

11Beati illi, qui ea sustinebunt in pace,
quia a te, Altissime, coronabuntur.

12Laudatus sis, mi Domine, propter sororem mortem corporalem,
quam nullus homo vivens potest evadere.

13Vae illis, qui morientur in peccatis mortalibus;
beati illi, quos reperiet in tuis sanctissimis voluntatibus,
quia secunda mors non faciet eis malum.

14Laudate et benedicite Dominum meum,
gratias agite et servite illi magna humilitate.
 

英語

Most High, all-powerful, good Lord,
Yours are the praises, the glory, and the honor, and all blessing,
To You alone, Most High, do they belong, 
and no human is worthy to mention Your name.

Praised be You, my Lord, with all Your creatures, especially
Sir Brother Sun,
Who is the day and through whom You give us light.
And he is beautiful and radiant with great splendor;
and bears a likeness of You, Most High One.

Praised be You, my Lord, through Sister Moon and the stars,
in heaven You formed them clear and precious and beautiful.

Praised be You, my Lord, through Brother Wind,
and through the air, cloudy and serene, and every kind of weather,
through whom You give sustenance to Your creatures.

Praised be You, my Lord, through Sister Water,
who is very useful and humble and precious and chaste.

Praised be You, my Lord, through Brother Fire,
through whom You light the night,
and he is beautiful and playful and robust and strong.

Praised be You, my Lord, through our Sister Mother Earth,
who sustains and governs us,
and who produces various fruit with colored flowers and herbs.

Praised be You, my Lord, through those who give pardon for Your love, and bear infirmity and tribulation.

Blessed are those who endure in peace for by You, Most High, shall they be crowned.
 
Praised be You, my Lord, through our Sister Bodily Death,
from whom no one living can escape.
Woe to those who die in mortal sin.
Blessed are those whom death will find in Your most holy will,
for the second death shall do them no harm.
 
Praise and bless my Lord and give Him thanks
and serve Him with great humility.

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オンライン授業を活かすには-中高生無料通訳道場より

おかげさまで新コロ臨時休校中高生限定無料オンライン通訳道場も4クラス7回は無事終了!

私こそ、朝に夕に中高生のはじける声を楽しみに、まことに健康的な毎日をありがとうございました。

元女子校の先生が初対面の中高生のみなさんに出逢って、オンライン授業の強み、弱みを改めて実感しました。そして2つ、思うことは…

話し手の頭の中の景色を聴き手の頭の中で再現するのが通訳

1.地域の縛りはいらない。
今回は北海道から和歌山まで、さまざまな地域から参加者が集まりました。北海道で雪が降っているときに和歌山はみかんが熟れる温かさ。「え、いま雪なの?」「そうだよ、いま見せるから」こんなやりとりができると天気予報の見え方も変わるものです。

2.学年の縛りはいらない。
急に決めたことだったので、その日時に集まれるメンバーで始めました。学年別でも志望校別でもありません。中1と高卒が一緒というクラスもありました。素材は中1の教科書に出てくるストーリーでしたが…すぐに通訳トレーニングで扱うのは上級生にも充分やりがいアリ。下級生は質問をし、上級生はすでに習ったことを下級生にプチ先生として答え…これ、同学年クラスではなかなか容易でないことです。

課題は、円になって輪唱などのちいさなコミュニティづくりの活動ができないこと。私のアプローチは脳化と逆行するのですが。

というわけで、新学期もオンライン授業にするなら、地域の学校ごとにまとまっているばかりではちょっともったいないですよ。そういう部分があってもいいと思いますが、神奈川の中学生が長崎の中学の授業に参加…なにが問題?そういう変化に富む体験を、地元の学校で分かち合おうではありませんか。

新学期も休校が続くようです。通訳道場、もっと通訳に焦点をあてた講座を中高生限定無料オンラインで1クール(6回)やるかしら、と思っています。

新コロ休校中高生限定オンライン無料通訳道場

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国産チーズパンフ英訳、翻訳の前に大事なこと

持続可能な未来のための通訳者、冠木友紀子です。

自動翻訳もずいぶん精度が上がりました。それでも翻訳者がやらねばならないことが1つあります。

新しい読み手を想像することです。ゼロから書く心づもりでいることです。
(もちろん分野によります。自然科学論文、文芸作品はこの限りではありません。)

考えてみれば当たり前のことです。言語を変えるということは、異なる読者層を対象にするということです。

共働学舎の宮嶋さんからのご紹介で、チーズプロフェッショナル協さんの国産チーズパンフの英訳を担当したことがあります。共働学舎のチーズ大好きな私には願ってもないお話。大いに張り切りました。

もとのパンフはすみずみまで工夫が凝らされた素晴らしいものです。チーズになじみのない日本人に向けて、多種多様なナチュラルチーズの製法と楽しみ方を紹介。チーズの専門家、有名人のインタビュー記事は国産チーズに親しみを感じさせます。生産者のインタビューは情熱にあふれ、思わず応援したくなります。

さて、最初のご依頼は「全部英訳」

ん???

ここで新読者確認です。

英語はあまりに世界で広く使われすぎています。誰でも読めるけれど、誰も自分宛てと思わない可能性も大です。英訳の難しいところです。宛名のないラブレターになってはもったいない。

依頼主に確認したところ、主にヨーロッパとのことでした。

そうなると日本人向けの丁寧な説明部分はかえって冗長、不要となります。ヨーロッパのみなさんは先刻ご承知ですから。チーズの専門家、有名人のインタビュー記事もあまり意味をなしません。かえって生産者の声がかすんでしまいます。

優しいイラストからはもうチーズが薫るよう!

生産者の声にしぼることになり、英訳を始めると…今度は生産者の「日本人向け」のメッセージが気になりました。

「おいしさの感度って他国と日本は違います。日本人はきれいな味が好き。だから日本人シェフたちの意見を聞きながら僕は雑味のない味を目指してきました。」

ごもっともです。日本の地に足をつけた見事なお仕事。ヨーロッパ輸入チーズの強い風味が苦手なひとでもおいしく楽しめるのはこういうたゆまぬ努力あってこそです。

でも、ヨーロッパの人たちにはこう聞こえませんか?
「日本のおいしさの感度は特別です。日本人はきれいな味が好き。他国はきたない味でもいいみたいだけどね。だから日本人シェフの意見を聞きました。他国のシェフのアドバイスきくと雑味のあるものができちゃうかもしれないからね。」

大げさかもしれません。でも、この生産者の方はこんないやな意図で話したわけではありません。ならば誤解の芽はできるだけ摘んでおきたい。そこで、誤解の可能性について依頼主に連絡し次のような修整を打診しました。

「おいしさの感度って地域それぞれです。日本人はどうも繊細な風味が好き。(そうした味づくりに慣れた)日本のシェフたちに相談しました。おかげで気になるいやな雑味のない風味が生まれました。」

するとすぐに協会と広告会社で話し合いがもたれ、これで行こう、ということになりました。迅速かつ柔軟な対応はさすが、とありがたく思いました。

また、日本のチーズを喜んでもらえるのは、ヨーロッパでも多数派の風味がしっかりしたチーズが苦手な人たちだということも見えてきました。(ヨーロッパの友人にいます。気の毒…)

英文はこのとおりです。
“Taste preferences vary from country to country and region to region.Japanese people tend to prefer subtle, delicate flavors. To acheive such flavors without any unpleasant distraction, I consulted with servera Japanese chefs.”

将来、納豆のねばねばと苦さが嫌いな日本人のために、ヨーロッパからさらっとして臭くないナッツのようなフレーバーの納豆がやってきたら面白いですねえ。

翻訳は新しい読者を想定して、ゼロから書くつもりで。人間だもの。

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新型コロナウィルスによる集団精神疾患?

持続可能な未来のための通訳者、冠木友紀子です。

新型コロナウィルス騒動、落ち着くのはいつごろでしょうか。

どうもウィルスによる呼吸器疾患そのものより、社会全体が自家製の不安、恐怖、怒りの精神疾患にかかっているように見えます。これには当のCOVID19もびっくりでしょう。

集団精神疾患の一因は…「敵視」であると私は 考えます。

メディアでは昔のえへん虫のように、COVID19を悪者として描いたイラストをよく見かけます。ウィルスは本当にそんな顔をしているのでしょうか?本当に悪者なのでしょうか?

私はそうは思いません。

私たちがウィルスと適切な距離を取り損ねたのだと思います。

適切な距離さえ取れれば、憎み、恐れる必要などありません。手洗いやうがい、人ごみを避けるのもその方法でしょう。

人間は自分たちが症状に苦しむようになって初めて、新しいウィルスに気がついて、いきなり敵視をはじめ、制御をこころみる。

個人的には、なんだか違うなあ、と思っています。

「これさえなければ私たちは健康、幸せ」という敵視発想が20世紀のいろんな商売や戦争を盛り立てたのでしょう。

でも、そもそも違う。

内田樹さんは「修業論」のなかでこう書いておいでです。

「天下に敵なし」とは。敵を「存在してはならないもの」ととらえないということである。そういうものは日常的風景として「あって当たり前」なので、特段気にしないという心的態度のことである。(中略)
因果論的な思考が「敵」を作り出すのである。
自分の不調を、何らかの原因の介在によって「あるべき、標準的な、理想的な私」から逸脱した状態として理解する構えそのものが適を作り出すのである。

持続可能な未来に、因果にもとづく敵視はなじみません。

持続可能な未来のための通訳者 冠木友紀子のプロフィール

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翻訳の仕上げは自分とのタタカイだ!

ここ3日ほど自宅にこもって翻訳の仕上げをしています。こんなことしてていいのか、と焦るときもあります。でも途中で放り出したらゴミになる。

実は、イギリスのINPP神経生理心理学研究所のサリー・ブライズ所長のロングセラー、The Well Balanced Child「動いて育つバランスよい子」の翻訳がまもなく出版されるのです。

私はもともと外国語習得、通訳養成の身体的側面に関心がありました。頭だけ使うお勉強だけの英語教育などうまくいかないのは当たり前です。

人は感覚を通し、身体と心を動かして学ぶ。

このことをもっと理論的にしっかり学びたいと願い、文献やネットを頼りにINPPを見つけたのは2010年のこと。さっそく2011年年初から渡英して、英国、海外のみなさんと一緒にサリー先生ご本人から学んできました。論文試験もなんとか合格し日本人初の準修士と認められてはや9年が経ちました。

サリー先生の本は文も長く、学術的。これがイギリスの若い親御さんたちに人気とは驚きます。

それにしてもいま、こんな本はなかなか日本にない…

そこで、難しい本を、内容をゆがめずに読みやすくするべくギリギリの調整をしています。

英語では難しくない医学用語もそのまま訳したら日本語ではゴツゴツ難しくなってしまう。(これは明治維新以来の問題)ああ、でもどうしたら…

本なんて、日本語で4時間しゃべったらライターさんがまとめてくれる…なんて思ったらやってられないような作業です。

どこがどう読み飛ばされるかなんてわからない。でも、どこをどう細かく読まれてもよいように準備する。

子育てに悩むお父さん、お母さん、小学校の先生のお顔が晴れますように。そう願うことでせっかちでなまけものな自分をなんとかなだめています。

持続可能な未来のための通訳者 冠木友紀子のプロフィール

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地球が1年かけて再生できるエネルギー、今年はいつ使い切った?

こんにちは。持続可能な医療・農業・教育のための通訳者、冠木友紀子です。

さて、地球が1年かけて再生できるエネルギー、私たちは今年いつ使い切ったか知っていますか?

推計ですが、なんと世界全体で7月29日。

Global Footprint Networkより 

この日をアース・オーバーシュート・デイといいます。地球エネルギー使い切り日、とでもいいましょうか。

7月30日以降は将来の分を前借りしているのです。しかも今年ばかりではありません。1970年からずっと。あらっぽい計算ですが、もう10年先のエネルギーを使っているのではないでしょうか。使い込むほど地球の再生効率も下がるとしたらさらにまずいことです。

このことを教えて下さったのはドイツのユルゲンさんとケルスティンさんご夫妻。 先日おもちゃ箱さんのブランドセミナーで通訳をさせていただいたご縁です。

ケルスティンさんとユルゲンさん。ご創業の頃、日本はバブルに浮かれ…

お2人は30年余り前にドイツでソーダサン社を設立。環境破壊を少しでも食い止めるため、自然な洗剤づくりを続けています。

さて、通訳の仕事の8割は事前準備をして相手を知るべく努めること。今回も理念、社史、メディア露出、お客様の声、と十二分にリサーチしました。

そして当日を迎えると…ユルゲンさんがプレゼンで一層熱をこめるのは自社製品紹介よりも地球環境を語る時。
「みなさん、洗剤が生分解可能か気になさいますが、それは最後の一歩。そこに至るまでの原材料、調達方法、製法、働き方…すべてまっとうでなくては。今年、我々は地球が再生できる1年分のエネルギーを7月29日に使い切ってしまいました。ドイツなんかひどいものです。3月3日でした。日本のほうが少しましで3月29日。1970年からずっと次のお正月を待たずに使い切っているのです。こんな調子でよいわけがありません。なんとかしましょう。」

ソーダサンの製品を安くないという人もいます。でも、倹約、節約のつもりで安いものを買い、自分の手を荒し、環境を害し、子、孫の世代が困るとしたら…!

安いは高い、高いは安い。

ソーダサンを買うのは、ただ洗剤というモノを買うのではありません。環境、未来に対し倫理にかなった行動をとることでもあります。

きっとみなさんのご近所でも手に入ります。冬の手荒れに悩む前に、おもちゃ箱さんのサイトをご覧ください。

包装も再生プラスチック

持続可能な(土に還れる)エシカルビジネスのための通訳者・冠木友紀子のプロフィール

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私の嫌いな言葉「通訳者の『拘束時間』」

先日、聴覚発声メソッドのパイオニア、トマティス・メソッドの講座を通訳をしていたときのこと。休み時間に講師のフランソワーズ先生がこぼしました。

「トマティスの国際学会でも通訳探しにはほとほと苦労してるのよ。ぴったりの人が見つからない。事前準備不足で専門用語がぼろぼろか、ちゃんと準備してくれる人はエージェントが時間にうるさくて。5分の延長もその場でエージェントに連絡。そのやり取りに5分以上かかるんだから、もう。」

日本でもよくある問題です。特に後者。「拘束時間」なんていう用語さえあります。

私は「拘束時間」という言葉が大嫌いですし、使いません。和英辞典を引いても英語にこんな言葉はありません。

インド大使館つき武官の方の通訳。軍の規模を示す数字がずらずらずらずら…

仕事はひとさまに喜んでもらうこと。通訳の現場ではどうしたらもっと喜んでもらえるだろう、とばかり考えています。拘束されているなんて思ったこともない。そりゃ、勝手に現場を抜け出して地元で人気のラーメン屋さんなどに出かけてはいけません。でも、そんなことしようとも思いません。

まあ、2時間延長になるなら、ペース配分が狂いますから前もって知らせてほしい。

でも。2時間のびても拘束とは思いません。

だって、自分もプロジェクトの一員と思っているから。私が拘束されているなら、プロジェクトのみんなも拘束されている。そんな囚人集団で仕事がうまくいくものでしょうか?

みんながライフワークと思ってかかわっているのに、通訳者ひとりが拘束時間なんてケチなこと言うなんて、野暮ってもんです。

私は細かい時間をお金との関連で気にせずにすむよう、年間契約、プロジェクト契約を基本にしています。時間単位の単発もそれがベストの方法と思える長いお付き合いの方のみです。

通訳は疲労が激しいし、年間契約は難しい?

数時間の通訳で疲れるなら身体の使い方に改善の余地があります。生理学・芸術にかなう準備を整え、芸としての通訳ができれば、時間切り売りを卒業できるはずです。

そう望む通訳者の皆さんを全力で叱咤激励、応援します。

拘束時間なんてね、酔っぱらって留置場の虎となった折にでも使えばよろしいのです。

通訳者のための短期集中個別コンサルティング始めました。

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