〇〇は治癒の始まり

持続可能な未来のための通訳者、冠木友紀子です。

ここのところ新型コロナウィルス、インフルと病気の話題でもちきりです。そこで気になるのは症状を抑え込もうとする風潮です。

私は症状は身体がちゃんと働いている証拠、治癒の始まりととらえ、できる限りなすに任せています。そりゃ快適じゃありませんけどね。

たとえば普通の風邪。

やだ、熱が出てきた。
せきが出る。
だるーい。

日常通りに過ごしたければ「症状」はそりゃ邪魔です。 熱で頭がぼーっとしていたら仕事も進みません。コンサートでゲホゲホせき込むわけにもいきません。

でも症状は身体が必要で行っている「修理」のしるしです。せきやたんで異物を体外に出したり、発熱することで免疫スイッチを入れて体内大掃除をしたり。

それを不都合だからと抑え込むのは、陥没した道路を修理に来たおじさんたちに催眠ガス浴びせて工事を中断させるようなもの。いずれ大きなツケがまわってきそうです。

たまに工事の騒音や振動がひどくて二次的迷惑が大きすぎたり、人手不足で一向に終わりが見えなかったりすることもあるでしょう。

そんなときに助けてくれるのがさまざまな療法なのでは、と思います。音楽や絵画などの芸術療法、マッサージや鍼などの手技療法、薬膳などの食事療法…などなど。薬はこうした療法のひとつにすぎないはずです。

あくまでも主役は身体。

「そんなにのんびりしていられない」と多くの人が言うことでしょう。ただ、「明日までに薬で症状を抑えて何事もなかったように仕事に復帰」することを「治癒」とはき違えない方がよいのではないでしょうか。

頭でこしらえた予定に従う生活は直線的なクロノスの時間。身体の仕事ペースは頭ではわりきれない、めぐる自然のカイロスの時間。

「そうはいっても…」というあなた、その常識を疑ってみませんか。
私はクロノス時間で100まで生きてもねえ、と思うんですよ。

持続可能な未来のための通訳者 冠木友紀子プロフィール

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WHO新型コロナウィルス情報を日本語で②予防方法

持続可能な未来のための通訳者、冠木友紀子です。

新型コロナウィルス、中国では「新冠」っていうんですねえ。しんかぶ…私はふるかぶですが、他人とは思えません。ニイカップの皆さんいかがですか?

さて、昨日の続きです。2分7秒あたりからどうぞ。

【以下字幕】
「ではCOVID19の伝染経路は?精確な伝染の仕組みは未解明ですが、一般的に、呼吸器ウィルスは飛沫感染がお決まりです。感染者の咳やくしゃみや、ウィルスによって汚染されたものによって伝染します。

感染リスクが最大なのは動物と接点のある人々です。生きた動物を売買する市場で働く人々、新型コロナウィルス感染者を手当てする人々、たとえば家族や医療関係者です。

さて、どんな症状が出るのでしょう?これまでわかっているのは、症状は軽度から重度まで多様です。発熱、せきや息切れなどの呼吸器症状もあれば重ければ肺炎、腎不全、死に至ることもあります。死亡率はまだわかりません。

感染したかどうかはどうしたらわかるでしょう?感染を診断するのはPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)というテストです。このテストは遺伝指紋をもとにウィルスを特定します。目下、このウィルスに特効薬はありません。手当ては支持的ケアです。今は防御効果のあるワクチンもありません。手当てもワクチンも開発途上です。

伝染を防ぐにはどうしたらよいでしょう?このウィルスが蔓延している地域は限られていますが、標準的な衛生管理手法の多くが、感染とさらなる蔓延を防ぐために推奨されています。たとえば、口と鼻を医療用マスク、ティッシュやひじを曲げて覆ってから咳やくしゃみをする、体調のすぐれない人に近寄らない、マスクなどの個人用防護ツールを使う、特に医療施設では定期的に石鹸と水で手を洗う、アルコールベースのハンドジェルを使うなど。

動物からの感染を避けるには動物との不要で無防備な接触を避ける、動物や動物由来の製品に触れたら手を洗う、動物由来素材はしっかり火を通してから食べるなど。

肝心なのは体調がよくないときは家にいることです。ただ、熱、せき、息苦しさを覚えるなら、医療ケアを求め、旅行歴を医療者に伝えましょう。

ここまで手短に新たな感染症についてお話ししました。急速に蔓延していることを考えると、このウィルスに関する知見も変わり得ます。最新情報は次のサイトでご覧ください。」

よろしかったら私のプロフィールもご覧ください。
持続可能な未来のための通訳者 冠木友紀子のプロフィール

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WHO新型コロナウィルス情報を日本語で①コロナウィルスって何?

新型コロナ…?新型クラウン?懐かしい車を思い出してしまいました。あれ?トヨタはコロナとクラウンを両方持っていた?同じ王冠って意味でしょ?不思議ですねえ。

まあメディアを見ていると「蔓延」「不安」などセンセーショナルな言葉が飛び交います。でも「自分でできること=健康維持+無敵の思想(これ大事、別稿にて)」と「確かな情報」をもとに心静かに過ごしたいものです。

そのためにも頼りになるのがWHOやCDCの情報のはずですが、WHOのサイトは日本語訳が用意されていません。 ビデオは字幕を受け付けてもいません。

そこで、まずは2回にわけてWHOのビデオに簡単な日本語訳をおつけします。WHOには字幕のオファーをしたのですが、返事はまだです。著作権蹂躙の意図は全くありません。問題があれば教えてください。

2回に分けるのは長くなるからです。お役に立つ部分は後半に集中しています。次回(明日)お楽しみに。

【前半字幕】
2019年12月、中国で一群の肺炎患者が見つかりました。調査すると原因は未知のウィルスでした。 今ではCOVID2019と呼ばれています。

本ビデオではこのウィルスについて現時点での理解を手短かに紹介します。 ただこのウィルスは新しいので、 見解も先々変わりうることをご承知おきください。

コロナウィルス群はウィルスの群れとしては大きく、 中核に遺伝形質があり、 そのまわりの皮膜にはタンパク質のスパイクがついていて、 王冠のように見えます。

王冠をラテン語で言うとコロナなのでコロナウィルスと呼ばれます。コロナウィルスもさまざまですが呼吸器、ときには消化器に発症します。
呼吸器症状はよくある風邪から肺炎などがあり、ほとんどの場合軽度です。

ただ、重症化するものもあります。

SARS(重症急性呼吸器症候群)のコロナウィルスが初めて特定されたのは2003年、中国でのこと。MERS(中東呼吸器症候群)のコロナウィルスは2012年、サウジアラビアでのことでした。

COVID2019が初めて見つかったのは中国の肺炎患者においてでしたが、この人たちは魚介と生きた動物を扱う武漢の市場に縁がありました。やがてこの病気は体調を崩した人々から家族、医療関係者へと広がりました。いまでは患者も増え、病気も中国国内はもとより多くの国に広がっています。

いったいこのウィルス、どこから来たのでしょう?わかっているのは、コロナウィルスは多様な動物たちの間を巡り、ときには動物から人間にジャンプするということです。これはスピルオーバー(あふれ出し)と呼びます。要因は、ウィルスの突然変異や人間と動物の接触増加などさまざまです。たとえば、MERSコロナウィルスはラクダから、SARSコロナウィルスはジャコウネコから、と言われています。COVID2019の源がどの動物かはまだわかっていません。

持続可能な医療・農業・教育のための通訳者 冠木友紀子のプロフィール

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医療通訳は難しい?

ひょんなご縁でお引き受けした医療通訳のオンライン講座。無事初回がおわりました。2時間みっちりの講座は日本語から英語への通訳も含んでいます。

みなさん、とても真剣にがんばっています。揃って言うのは…「やっぱり用語が難しいです」

ん?それってどういうこと?

ものごとは細かく分けて見ることが大切。

難しいのは医療関係の英語か、日本語か?

それとも用語を覚えるのが大変なのか、用語からイメージがわかないのか?

どれもyes!かもしれませんが、重荷になっているのはそれぞれ後者では?

医療関係の堅い日本語からイメージがわかない。だから結果的に覚えづらい。(医療関係の英語は日常の英語とそれほどかわりません。)

医師の方たちならば、明瞭な専門用語のほうが現場とも結びついていてイメージもわく。 けれど、現場を知りようのない通訳者が英単語-日本語を対照して暗記しようとしても大変。

ここで「語学系の通訳者なもので…」と勝手に限界を決めてはいけません。通訳者が語学村の住人で事足りたのは前世紀の話。

あわてなければ大丈夫です。日々少しずつ積み重ねれば大丈夫です。

何を?

2つおすすめします。

1つめは、通訳者ならではのポイント。語源を調べましょう。

たとえば、肝臓-liver, hepaticなどと覚えるでしょう。じゃあ、肝臓ってどういう意味ですか?月(にくづき)+干(幹、の意)で、命の「幹」という意味があるそうです。カラダという樹を支える大きな幹が思い浮かびますか?あなたが思い浮かべた樹はどんな樹?欅?杉?

それが英語ではliver。これのもとが昔のドイツ語のleberだそうで。よほど「レバー」に近いですね。これがleben=生きる、に由来するそう。

洋の東西を超えて、肝臓を命の要と感じていたのですね。

ちなみに、酔っぱらいがお世話になる「ヘパリーゼ」でおなじみのhepat-はギリシャ語の肝臓の意。ギリシャ人が肝臓をどう理解していたかは諸説あり、しばらくお待ちくださいませ。

世の中は超高速で変化していますが、私たちの身体はそれほど変わっていません。なので、その名前には昔の人たちの見方、思いが結晶となって込められています。

どうか、一対一の単語つめこみ暗記で終らず、その奥深くの昔からの景色をお楽しみください。

2つめは、ひとつの全体としての身体のしくみを知ること。消化器系、神経系とバラバラに覚えないこと。そのためにおすすめなのがこちら、Functional Morphology. それぞれの臓器、系が現在の形となるまでの壮大な歴史を旅することができます。面白いから、感動して思わず覚えてしまいます。

日々、少しずつ楽しんで積み重ねてください。

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私が太らなくなったのは

それはある日突然、お尻に火がついてからのこと。

お尻といっても尾骨のことで…それからは足腰がほかほか足湯につかっているように暖かいのです。30年以上の冷え症もまるで前世の話。

出張でオーストリア、タイ、大阪でごちそうを頂き続けても、その日からまったく体重は増えません。ごちそう続きのサイクルに代謝が対応して、ホメオスタシスが保たれている感じです。

なぜこんなことに?

昨夏以来、通訳道場の生徒さんのご縁で、オステオパシーの通訳をお引き受けするようになりました。それを自分で体感するようになてからのことなんです。

オステオパシーを開発したのはアメリカの医師、アンドリュー・スティル先生。息子たちの脳膜炎に対症療法的投薬を施すものの次々死亡。近現代医学の限界を痛感します。

やがてまとめあげたメソッドは、身体が自分の仕事を思い出すよう働きかける精密でやさしい療法。漢方で言えば気血水の流れをとりもどす支援ともいえましょうか。

シュタイナー治癒教育で発達に心配のあるお子さんの相談先として推薦されるのもうなづけます。

実は通訳をお引き受けする頃、私は喉の不調に困っていました。火災サイレンをオフにして事足れりとするような対症療法ではなく、根本的に自分の健康に向き合いたい。そう思っていたところ、この講座はまったくどんぴしゃりだったのです。

お近くのオステオパスの先生のところに通って以来、玉ねぎの皮がむけるようにおだやかにひとつずつ忘れていた宿題を終えている気分です。

カラダは神様から一時借りている乗り物。お返しするまで手入れをするなら、私は国の保健でカバーされる医療に具合が悪くなってから飛び込むより、常日頃からオステオパシーのような方法を頼りにします。

持続可能な医療・農業・教育のための通訳者 冠木友紀子 プロフィール

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敵などいない

なんであの程度のものが売れるんだ!
なんであんなものが常識としてまかり通っているんだ!

ホリスティックな医療や教育、オーガニック農業の仲間の
友からたびたび聞かれる悔しい思い。

自社の一時的利益最大化を求めて投入収奪の効率化を極めた多国籍大企業を見れば、そんなためいきもごもっとも。

でもね、彼らを敵視してはいけません。それは彼らではなく自分に負けるだけ。

それより、今日、すでに友である人を見出すこと。明日味方になってくれる人と連絡をとること。「一味」を少しずつ育てるしかないんです。それには時間がかかる。だから、今すぐはじめてまめに続けるしかない。

他者を非難しているひまはない。

私も以前はM社はとんでもない!と思っていました。今も思っています。でも…

あるとき、別のD社の副社長のJ女史の通訳を頼まれました。消費者と加工者のコミュニケーションを改善して食品安全技術への信頼を高め、食品の無駄をなくそう、というお話です。

Jさんはオードリー・ヘプバーンを成熟させたような可愛らしい方。昼食から講演会場への移動の道中も植物観察。道端のナガミヒナゲシやホトケノザに手をのばし、「なんてかわいらしい!まあ、ポピーに小さな仏様?日本の野の花は品がいいわ」と立ち止まってはため息をつかれました。

このJさん、M社の幹部として長く務められたとのこと。その頃のことを伺うと、遠くを見るような眼差しでなつかしそうに「人類と食糧のために尽くした」日々を語ってくれました。

いまでも私はM社には賛成できません。でもJさんのような個人の働きを否定しても仕方がない。

徒党を組んでM社に直談判?

それにも私は興味がないんです。

誰か、何かを「敵」と見なして否定、非難すること自体、自分を正義としたい自分に負けていると思うのです。愛をもって相手をいさめているのでもなければ。

でもね、私の常時品切れ気味の愛情は、まず友に捧げたいと思うのです。

原発を製造していたGE社も再生可能エネルギーに取り組む時代です。敵と味方の線引きはできません。友を大切にしよう。それだけです。

持続可能な医療・農業・教育のための通訳者 冠木友紀子プロフィール

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